なぜ放置自転車が福祉に役立つのか?
社会の課題その1「放置自転車」
- 環境に優しい乗り物として認知されている自転車ですが、放置自転車が増加し、集合住宅の駐輪場では使っていない自転車が溢れ、住民が駐輪場を利用したくても放置自転車が邪魔になり、快適に使用できない状況があります。
- 名古屋市の放置自転車のうち、廃棄物として処分された自転車は23,162台(平成23年度愛知県地域振興部交通対策課)であり、マンション等を含むとそれ以上の自転車がゴミとして処分されています。
- 自転車の処分には費用(名古屋市の場合1台500円)がかかるため、要らなくなった自転車をそのまま放置する方が多い。また要らなくなった自転車は資源ではなく「ゴミ」として認知されています。
社会の課題その2「自転車リサイクルの認知不足」
- 自転車は分解すればリサイクルができる資源です。自転車をリサイクルできるシステムは一般市民の認知、周知、協力が必要です。
- 自転車は鉄、アルミ、プラスチック、ゴムなどの素材が複合して作られており、一般の方が分解、分別をするのは困難です。
社会の課題その3「障害者の雇用」
- 障害者雇用の促進は社会が取り組むべき問題ですがなかなか進んでいないのが現状です。
- 障害者の方やその家族の方から「働きたいけど働くところがない」「自分でもできる仕事がなかなかない」といった声を聞きます。
「放置自転車クリーンプロジェクト」は社会問題を組み合わせ解決に向かう取り組みです。
- NPO法人IRCジャパンではでは要らなくなった自転車を障害者の方が働く施設でリサイクルする作業をお願いしています。
施設では障害者の方々が自転車を分解し、鉄は鉄、ゴムはゴムに分けます。
- リサイクルした資源の収益は障害者の方の給料につながります。
- この「自転車リサイクル活動」が広がることにより、障害者の働く場や雇用の創出、障害者が経済的に安定することを目的としています。
「放置自転車クリーンプロジェクト」にご協力ください!
- NPO法人IRCジャパンでは「放置自転車クリーンプロジェクト」を実施しています。
- マンションの駐輪場が放置自転車でい っぱいに・・・困った!
という方はぜひご連絡ください。10台以上まとめていただければ無料で引き取りに伺います。 - 要らなくなった自転車を福祉に役立る取り組みに参加してみませんか?